高崎商科大学附属高等学校 > TOPICS > 学校生活 > 狂言鑑賞会
2013.09.11
9月11日(水)13:00から15:00に狂言鑑賞会を行いました。演目は附子(ぶす)と梟山伏(ふくろうやまぶし)です。今回は、狂言が始まる前に、内容の解説がありましたので楽しく鑑賞することができました。さすがに歴史があるだけに、話がおもしろいです。
(解説)
狂言は今から600年ほど前の南北朝時代に生まれました。日本の伝統技能として兄弟のような存在である「能」と一緒に発展し、室町時代にほぼ今のような形になったといわれています。
附子のあらすじ
主人が召使の太郎冠者と次郎冠者に留守番を言いつけ、桶の中に附子という猛毒が入っているので決して近づかないようにと、言い残して外出する。附子が気になって仕方がない二人は、ごわごわしながら様子を探ると、桶の中身は実は砂糖(当時は砂糖は貴重であった)!二人は夢中になって食べてしまうが・・・。
梟山伏のあらすじ
山から戻って以来様子がおかしい弟を心配した兄は、山伏に祈祷を頼みに行く。山伏が弟の様子を見て祈り始めると、弟はうつろな目つきで鳴き声をあげる。聞けば弟が山で梟の巣にイタズラしたことが分かる。梟が取りついたものであろうと、山伏は懸命に祈るのだが、症状はますますひどくなるばかり、そしてついには・・・。結末がびっくり?です。